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粉引の特性とメンテナンスについて。。。

 スタジオエムを末永くご愛用いただけたら、そんな思いからここでは食器の知識、お取り扱い方法をご紹介致します。

粉引の特性とメンテナンスについて。。。

粉引は暖かみのある柔らかい風合いややさしい白色がとても人気ですが、実はとてもデリケートな素材であり、大切にお取り扱いいただきたい素材です。
その粉引について、特徴、メンテナンスをご説明致します。

●素材の特徴

 粉引とはベースになる器の上に白い土を掛けて薄い土の膜を張る技法を用いて作られます。白い焼き物に憧れた昔の陶工が、素地の上に白い化粧土(カオリンという白土)を掛けて施釉焼成したのが始まりです。


 釉薬の下にまた別の土の層がある為、独特の柔らかな雰囲気が生まれますが、素地と釉薬が直接触れていないために強度的に弱く、普通の土より柔らかい粉引の土が釉薬ごとはがれ落ちたり、土と釉薬との隙間に汚れやシミが入り込んでとれなくなる等の問題があります。

 また粉引にも貫入があり、素地も化粧土も吸水性があります。さらに色が白いので特に汚れがよく目立ちます。
隙間に入った汚れからくるカビや異臭のクレームも多いのが現状です。人気のある素材ですが、お取り扱いの最も難しい種類の素材だともいえます。


粉引商品のメンテナンスについて

 上記のように粉引の食器は油や汚れなどを吸い込みやすい状態をしています。この汚れは一度染みついてしまうと元に戻すことはほぼできません。
そこで白さを保つポイントをいくつかご説明します。

●新しい器を購入したら

※目止め
 

 まず、購入後すぐに鍋に器と器が隠れる程のお米のとぎ汁を入れ、、約10分程弱火で煮沸します。

 その後ゆっくりと冷ましてよく洗い、自然に乾燥させます。これで土の隙間がお米のでんぷん質によってつまり、汚れが侵入しにくくなります。この方法は目止めといい、土鍋のメンテナンスにもあるように基本的に土物素材には幅広く効果があります。(ただし低温で焼かれた楽焼等は煮沸するともろくなってしまうので、中性洗剤で洗うだけにしてください。)


・器を使用する時

ご使用いただく前には毎回必ず一度水に浸すようにしてください。5分でも水に浸しておくだけで汚れの侵入を防ぐことができます。


・器を使用した後

台所洗剤で洗い、水気をきったらよく乾燥させてから収納してください。陶器は吸水性があるので、使用後の器を水に浸したままにしておいたり、乾燥が十分でないとカビやシミ、臭気を発生させる原因となります。


●使って育てる器

 上記の通りに正しく扱っていても、汁の色や茶渋がしみ込んだりすることは完全にさけることはできません。白い器には白くてこそのよさがありますが、例えばデニム素材の衣服や木製の小物のように使い込んでこそ出てくる風合いがあります。
スタジオエムではそれも商品としての大切な[雰囲気]だと思っています。
それぞれの生活にそれぞれの[雰囲気]があり、毎日の過ごし方によって器に写し取られる景色はきっと少しずつ違うはずです。徐々に表情を変えていくこの粉引のような商品を自分仕様のヴィンテージな器にかえていくことを楽しんでいただけるととてもうれしく思います。
土物は汚れやすい、カビが生えやすいからと使うのをためらってしまう方も少なくありませんが、素材の性質をよく理解すると、使うことの楽しみが広がっていくような気がしませんか。。。